2010.07.13
第14回~販売のあしあと
テレビ出演や雑誌取材が増えるにつれ、「梅山豚」へのお問い合わせが増えてきました。
そこで社長の昇は「50人で1頭を丸ごといただきましょう」とスタートしたそれまでのファンクラブ「自然とふれあう会」を、現在の『梅山豚倶楽部』としてリニューアルをしました。
『梅山豚倶楽部』は入会金や会費はいただきません。
梅山豚肉を毎月定期購入いただく事だけが条件の会員組織にしました。
「梅山豚」を気軽に楽しんでいただきたいという思いからです。
会員さんは、北は北海道から南は鹿児島まで広範囲にわたりお届けしていきました。
また、会員さんに向けて牧場の様子をお知らせするため、会報誌「梅山豚倶楽部通信」を毎月発行し、梅山豚肉と一緒にお届けしました。
毎月お届けをしていると、沢山の生の声もいただきます。
「香りがいい」「脂が甘い」「しつこくない」といったお褒めの言葉から、「脂が多い」「形が悪い」などの満足できない言葉まで、昇のもとにはファンから沢山お便りが届きました。
その全てに目を通すと、梅山豚の特徴や、問題点を再確認することができました。
そして、それらのファンの声は「梅山豚」の生産や飼料の製造に生かす事ができました。
ファンとともに歩み、ファンの声を生産活動に生かして行くことができること、それが「梅山豚」の強みになっていきました。
昇は気づき始めます。「梅山豚」を愛してくれるファンが大切だと言うことを。