2022.12.19

鉄分不足の私たち

 現代病と言われる肩こりや頭痛、不眠、何とも言えないダルさに悩まされている人が増えています。
もしかしたら、鉄分不足が原因なのかもしれないという研究が明らかになって来ました。
 簡単なセルフチェックをしてみましょう。

 ①立ち眩み・めまいがよくある
 ②慢性的な肩こりや頭痛がある
 ③シミができやすくなった
 ④物を落としやすいなど力が弱くなった
 ⑤知らないうちに足などにアザができている
 ⑥薬が飲みにくいなど喉に不快感(つかえ感)がある
 ⑦とにかく疲れやすい
 ⑧月経前後、月経中に不調になる
 ⑨月経の出血量が多い
 ⑩理由も無くうつっぽい、またはすぐイライラする

 この中で2つ以上当てはまる人は「かくれ貧血」の可能性があるそうです。
 男性の私も2つ以上当てはまりました。
 私たちの体ではヘモグロビンに使われる鉄分の他に、全身の様々なところで鉄分が活躍しています。
 さらに、体内の鉄分が不足した場合にそれを補う「貯蔵鉄」という予備の鉄分が蓄えられています。
 この貯蔵鉄は、血液中のフェリチンというたんぱく質として貯蔵されていて、体内の鉄分が不足するとこの貯蔵鉄から使われます。
 かくれ貧血とは、このフェリチンに含まれる貯蔵鉄が不足した状態を言います。
 ヘモグロビンは全身の細胞に酸素を行き渡らせエネルギーを作るために必須なので、生きるために最も大切な役割をもっています。
 貯蔵鉄を使い切り、最終段階となるとヘモグロビンが維持できなくなり貧血となるのです。
 一般的な健康診断では、ヘモグロビン値を測定し貧血か否か判定されます。
 貧血と確定診断が出ないとフェリチン値は測定できないためかくれ貧血は見逃されてしまいがちでした。
 現代病と思い込んでいた体の不調は、もしかしたら鉄分不足だったのかもしれません。
 女性に多い貧血ですが、かくれ貧血を含めると男性にも広がります。
 大量生産により野菜などの食材の栄養価が下がっているという調査結果もあり、いかに効率よく鉄分を接種するのかが非常に大切になっています。
 ここで、鉄分を多く含む食材を挙げてみます。
鉄分には肉や魚に含まれる「ヘム鉄」と、野菜や穀類、豆や海藻に含まれる「非ヘム鉄」があります。
 ヘム鉄は非ヘム鉄に比べ鉄分の含有量が多く人体への吸収率が2~3倍も高いのが特徴です。
 最も鉄分の多い食品の一つが豚レバーで可食部100g当たり13.0mg、確かにレバニラはスタミナ定食と言えますが、成人に必要な鉄分は一日当たり約10mgとされ吸収率を考えるとレバニラ以外にも努めて鉄分の多い食品を食べる必要がありそうです。
 例えばアメリカのように鉄分入りのシリアルを食べる、調理器具に鉄鍋を使って溶け出す鉄分を摂取するなど、様々な工夫をして積極的に摂るよう心掛けて行きましょう。

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