セルフレジの憂鬱
皆さんはスーパーでセルフレジに並びますか?セルフレジのみのスーパーも増えているようですが、私は昔ながらの有人のレジに並んでお会計をしています。自分でバーコードを読み込ませていくより慣れたお店の人がやった方が数倍早いし間違いも無いでしょう。最近は皆さんセルフレジに慣れて来たのか、セルフレジに行列ができているのも見かけるようになりました。
しかし、先日放送されたNHKクローズアップ現代では、セルフレジ万引きが増えているという話題を取り上げていました。その手口は巧妙です。バーコードを指や手で隠して通さないで袋に詰めたり、安価な商品のバーコードを付け替えたり、商品を二つ重ねてレジを通したりしているようです。もちろん万引きですから窃盗罪が適用され逮捕される事例ですが、見つからないことも多く被害が拡大しているようです。
そもそもセルフレジは、人手不足による採用難と人件費の抑制を狙って2003年頃から導入されてきました。しかし万引きの被害額が増えてしまい人件費抑制の効果が得られない店が増えているのです。店側も万引き対策を打っていない訳ではありません。AIカメラを設置したり、重量センサーを取り付けて管理を厳重にしたりしています。しかし決め手に欠けるのが現状のようです。
こうしたことから、店によってはセミセルフレジに戻す動きも出ています。セミセルフレジはバーコードのスキャンは店員さんが行い、会計のみを客が自ら行うというものです。こうする事で万引きの被害を食い止めようというのですが、人員の削減は限定され設備投資も必要ですからお店にとっては喜べないというのが実情でしょう。
万引きの被害も無い完全なセルフレジってまだまだ難しいと感じていたところ、ユニクロのセルフレジが優秀で驚きました。買い物かごを置くだけで全ての品物を素早く読み取りレジを行えるのです。RFIDタグが全商品に付いていてそのチップの情報を電波を使って一瞬で読み取るシステムです。これは会計をしないで出口ゲートを通過しようとすると、ゲートがRFIDタグの信号を感知してアラームが鳴り防犯にもなっています。ユニクロは全て自社商品、価格帯もほぼ全ての商品が1000円以上とRFIDタグを全商品に取り付けることが可能なのです。
ユニクロがやっていることを仕入商品ばかりのスーパーでできるのか?RFIDタグは安くても十数円、100円以下の商品もあるスーパーでは価格の上昇につながるため導入にはハードルとなりそうです。いつの日か完全なセルフレジができて万引きが減る、そこまで試行錯誤が続きそうです。