2022.02.09

魅力度最下位の茨城県

 毎年行われる都道府県魅力度ランキング「地域ブランド調査2021」にて、一昨年の42位から再び最下位の47位に返り咲いた茨城県、魅力が伝わらなくて県民としては残念ですが、そもそも魅力度ってどう計っているのでしょう。
 調べてみると民間のブランド総合研究所が2009年から毎年行っているようです。
 全国3万人にそれぞれの地域に対して魅力度、認知度、情報接触度、各地域のイメージ、情報接触コンテンツ、観光意欲度、居住意欲度、産品の購入意欲度、地域資源の評価などを質問し、個々の都道府県に対し「魅力的だ」と肯定回答した人の比率についてランキングをしています。
 2009年から2021年までの13年間に茨城県は最下位が7年連続を含む11回、残りも46位と42位というダントツの最下位にあります。
 しかしながら、茨城県人はこのことについて不思議と怒ったりがっかりしたりしていません。
 それは住民一人一人が茨城県の本当の魅力を実感しているからでしょう。
 実は茨城県は1住宅当たりの住宅敷地面積は全国1位、395平方メートルという広~い家にゆったり暮らしているのです。
 さらに名目経済成長率も5.8%と1位、活気があって豊かな県でもあります。
 それだけではありません。
 農業産出額は北海道に続く2位、その中でも日本一の農水産物は、メロン、栗、れんこん、干し芋、ピーマン、はくさい、レタス、夏ネギ、水菜、チンゲンサイ、鶏卵、マイワシ、さらには芝なんていうのもあり、美味しいものに溢れています。
 海もあり山もあり、湖も川も滝もある茨城県は暮らす人がその豊かさを実感する素敵な場所でもあります。
 住んでみたら解ります。
 だから、就任当初は魅力度アップを目指すと語っていた大井川茨城県知事も、今では魅力度最下位は「痛くもかゆくもない」というコメントになっているのです。
 それに比べて他県の知事の反応はピリピリしたものが多いです。
 昨年44位群馬県の山本知事は「県民の誇りを低下させ、実質的な経済的損失も伴うゆゆしき事態」と法的措置も検討する姿勢を示し、一昨年最下位だった栃木県の福田知事も「納得できない」「直談判する」としてランキングを発表した会社に乗り込んで意見の申し入れを行っています。
 これは地元の顔として知事にご当地アピールという役割を住民が求めているからなのでしょう。
 しかしながらランキングという相対評価を競っても意味はありません。
 大切なのはそこに住む住民が抱く満足度ではないのでしょうか?それならおそらく茨城県は上位に行くのではと考えます。真の魅力度とは複雑極まりなく、イメージだけでは測れないものだと感じています。
 2022年引続き最下位でも茨城県民は痛くもかゆくもありません。

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